探偵事務所につけられた精神的苦痛への法的な対処法を伝授！

生きていると、1つや2つはやましいことをした経験がある方は多いです。誰かに監視されているかもしれない恐怖は誰にでも生じる可能性があります。監視される場合、真っ先に候補に挙がるのが探偵です。

本記事では、探偵が動ける範囲と、探偵につけられた際の対処法について解説します。この記事を読めば、合法的な手段で探偵に対処する方法がわかります。

探偵をつけることの法律的な位置づけ

探偵をつけることの法律的な位置づけは以下のとおりです。

法律に基づいていれば合法である

探偵をつける行為自体は、探偵業法に基づいて適切に行われていれば合法です。探偵の業務を適正に行うためのルールが探偵業法には定められています。探偵業者は、業務開始前に公安委員会へ届出を行い、許可を得る必要があります。

探偵が情報収集を行う際には、依頼者からの正当な理由が必要です。依頼内容によっては、失踪者の所在調査や不正行為の証拠収集など、合法的に調査が可能です。しかし、探偵は依頼人のプライバシーと人権を尊重する義務があります。
» プライバシー侵害に関する法律と対策法

違法になる行為もある

探偵の行為は違法と判断される場合もあります。違法になる行為の代表例は以下のとおりです。

上記のような個人のプライバシーを侵害するような行為は、法律で禁止されています。プライベートな情報を無断で探ったり公開したりすることは法的違反です。探偵を選ぶ側は、法律を順守する調査を行う業者を選ぶ必要があります。
» 探偵はどこまで調べられる？

自分で探偵につけられているか確かめる方法

自分で探偵につけられているか確かめる方法は以下のとおりです。

日常的に起こり得る行動や周囲の状況に注意を払い、異常な兆候を見逃さないようにすることが重要です。探偵の尾行に気づくことは難しいかもしれません。しかし、工夫次第でつけられているかどうかを感知しやすくなります。

SNSやオンラインでの情報共有を控えることも重要です。相手に自分の行動を知られにくくなります。状況によっては法的な措置を取りましょう。探偵側が違法行為を行なっている可能性もあるからです。

探偵につけられた場合の法的な措置

探偵につけられた場合の法的な措置として、以下4つがあります。

訴訟を起こす

探偵による違法行為が発覚した場合、民事訴訟を起こす選択が取れます。問題解決のために、法的な警告を送る手段もありますが、解決しない場合は訴訟が可能です。訴訟では、プライバシー侵害や名誉毀損などで損害賠償を求めます。

ただし、必ずしも勝訴できるわけではないので、事前に詳細な相談をするのが大切です。訴訟には時間と費用もかかるため、和解や示談での解決も検討しましょう。

慰謝料を請求する

慰謝料を請求する際は、法的な基礎知識が重要です。民法に基づく権利行使として、相手に違法行為があれば請求できます。不貞行為そのものや精神的苦痛が一般的な請求内容です。証拠の重要性は非常に高いため、探偵が集めた確固たる証拠が必要になります。

複雑なプロセスを経るため、弁護士のアドバイスが非常に有効です。正確な請求の手続きをサポートしてもらうことで、慰謝料請求がスムーズに進むでしょう。

弁護士に相談する

法的な問題に直面した際、弁護士に相談すると頼りになります。自分の主張できる権利を理解し、適切な行動を取るサポートをしてくれるからです。探偵による尾行が合法かどうかの判断や、訴訟などの手続きを正しく進めるためには、専門的な支援が必須です。

プライバシーの侵害や人権の保護に関しても、法律の範囲内で訴えの妥当性を表現してくれます。探偵の行為によって被害を受けた場合には、どのように証拠を収集すべきか戦略を立ててもらいましょう。

こちらも探偵を雇う

相手に探偵がいるなら、こちらも探偵を雇うのも1つの手です。探偵を雇う際には、依頼する目的を明確にして、必要な調査内容や方法を具体化しておくことが大切です。探偵に調査を依頼することは合法ですが、相手の権利を侵害しないための注意が必要になります。

過去の実績や評判などを調べることも必要です。法的手続きを考えている場合、証拠としての有効性が非常に重要だからです。調査には様々なコストがかかるため、十分な資金を用意しましょう。
» 探偵を雇うお金がないときの対処法！

探偵に相談するときのチェック項目

探偵に相談するときのチェック項目は以下のとおりです。

契約内容

探偵に相談するときには契約内容をチェックしましょう。具体的に注意すべき点は以下のとおりです。

どのような調査を、いつどの範囲で実行するか詳細に確認しておきましょう。手法を知ることで、期待どおりの成果がでそうな調査か判断する指針になります。報酬の支払い方についても把握しておくべきです。成功報酬と基本報酬の区別など、費用の透明性を保つために重要です。

事前に確認しておけば、予期せぬ費用に驚かされず、予算内で調査を行えます。内容だけでなく、相手方の個人情報がどのように保護されるかも把握が必要です。法律には触れない範囲で調査を依頼するために、調査過程における倫理面を知っておくことで安心できます。

報酬

探偵に依頼する際の報酬は、複数の要素に基づいて決定されます。主に報酬が発生するタイミングは以下のとおりです。

調査を依頼するタイミング以外にも複数回支払う必要があるケースも考えられます。契約を中断した場合の条件や返金規定も重要です。契約内容によっては、解約時に取消料が発生することがあります。依頼内容によって変動するため、調査内容を事前に固めたうえで相談しましょう。

アフターフォロー

探偵のアフターフォローについてもチェックしておくべきです。アフターフォローとして、以下のサービスがある企業が多いです。

重要なのは、安心して任せられる内容かどうか。後のトラブルを避けるために、さまざまなリスクを想定して事前に決めておきましょう。

まとめ

探偵による調査は、探偵業法に基づいて合法的に行われるべきです。しかし、不法な手段を用いた調査は違法です。不当な方法で調査された場合は、法的な措置を取りましょう。

探偵や弁護士などの専門家に相談する場合は、信頼できる相手を選ぶべきです。適切に利用することで、問題の解決につながります。

信頼できる探偵を選ぶのは、はっきり言って困難です。ご自身で探偵を選ぶ自信がない方は、優良な探偵を紹介してくれる下記サービスをお試しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。